20代と同じことを言っても始まらない【1】

たとえば心構えを訊かれ「看護の世界は奥が深いものということは理解しています。だからこそ一生勉強だと思いますし、長い年月をかけて修得していくものだと思っています。」と回答とします。

これは20代の若い子も、同じようなことを書きます。

実際に長い年月掛けれるという環境の年齢ですから、そのように応えても差し支えありません。

しかし40代がそんなことを言えば「なに悠長なこと言ってんだろう」となります。

通常ならば即戦力として働いてもいい年齢の人間が、ここからチャレンジしようとするには、あまりに稚拙な答えだと受け取られかねません。

20代の看護師を目指す人達と、同じことを言っても無意味です。

それよりも20代の志望者よりも40代の「この人を採用したい」と採用側に思わせる何かがなければならないのです。

また「若い子にも患者さんにも、良い影響があるだろう」という点も、相手が感じてくれなければなりません。

「共に働いたらいいことがありそうだ」ということですよね。

時間はそれほど残されていない

40代とはどんな年齢なのだろうと考えたときに、「まだまだチャレンジできる」「まだ若い」と思いがちですが、それほど時間は残されていないのです。

一般的に定年退職の時期は65才。

40代ってもうすでに半分は経過しているのです。

そこからチャレンジするのですから悠長に「長い年月かけて学ぶ」などと言われても、困りませんか?

私が採用する側なら「いや、長い年月かけて学んでくれる人は20代で十分だよ」と思ってしまいます。

「今までの人生経験から学んだ理解度の速さを生かし、学べるものは貪欲に自分のものにしてゆきます」の方がよほど「使える人間」です。

40代にとって時間はそれほど残されていないということを、念頭に置きましょう。

「まだまだ若い」と私生活の中で思うのは勝手です。

実際近頃の40代は若いですものね。

しかし長い年月をかけれるほど、人は40代に待ってはくれません。

「体力も記憶力も低下しましたが、1を知って10を知る技が出来た人間が40代」であるはずなのです。

不思議なものですが、中学校高校で苦労した数式が、なぜか40代になってから簡単に解けたりすることがあります。

これは「理解の経験値」が増えているからなんですよね。

20代には20代の学び方、40代には40代の学び方があるということなのです。